立川市柴崎町の小林歯科クリニックは予防歯科・歯周病治療に取り組んでいます
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ドクターのひとりごと

府中の森郷土博物館のあめ細工

府中の森郷土博物館で開催されている梅まつりに母と行って来ました。

今年は雪のせいか、例年よりもやや遅めです。

梅

様々な種類の梅の花の香りと、色に目と心の保養になりました。

抗酸化作用を持ち、クエン酸も多く含む梅は、昔から日本人の食生活に欠かせない存在です。

博物館出口付近にはあめ細工屋さんの屋台

飴細工

小島さんという女性の動物の細工は、とても可愛らしく、動物の特徴がでています。

小さなポットの中からアメを取り出すと、くるくる手で回しながら、5分ほどで完成。

お父様から伝授されたそうですが、彼女の作品に対する愛情や優しさが感じられて、思わず、犬のあめ細工を求め、写真に収めさせてもらいました。

彼女のひたむきな仕事ぶりに、私も明日から頑張ろうと思います。イベントの時にお出でのようです。またいつかお会いできますように。

細工屋さん

世界最小の睡蓮、ヒツジグサ

先日、曇り空のなか小平市にある薬草植物園に行って来ました。

ヒツジグサ

秋の植物を探すのが目的でしたが、水盤の小さなかわいらしい蓮のような花に見とれてしまいました。

世界最小の睡蓮、ヒツジグサといいます。

花は直径3,4㎝で夜には眠るように花を閉じるそうです。開くのはひつじの刻(午後2時)といわれる由来ですが、実際はそうでもないようで、朝から夕方に咲いています。

ここ2,3日、ようやく涼しくなってきました。

ヒツジグサ

中村洋久さんのペン画

12月14日。

患者さんの中村洋久さんが、定期健診の際に「半年かかった…」と、小林歯科クリニックのペン画をお持ちくださり、思いがけない贈り物に私どもスタッフは感無量でした。

というのも、来年1月でクリニックは開院8年を迎えます。クリニックも新しい治療を開始するため、診療体制を整えている最中です。
なので、目にはみえないですが周りから応援されているような、時間をかけて制作してくださった中村さんのピンクの額に囲まれたクリニックも喜んでいるような気がしました。

このような贈り物は、生涯のなかで一番忘れられない思い出になると思います。
中村さん、本当にありがとうございます。

中村洋久さんのペン画

中村さんはクリニックの近くに「みんなの展示場」という絵画やちぎり絵ペン画などの展覧、生涯学習の場を提供して、地域に貢献されています。
http://park.geocities.jp/minnanotenjijyou/

歯がしみるのは虫歯?、歯槽膿漏?

最近、歯が冷たいものにしみて、痛いので歯の神経を抜いてほしいという、患者さんが来院されます。
ちょっと待って。
歯ぎしりや、咬合性外傷の刺激で歯が痛くなることもあり、必ずしも虫歯とはかぎりません。

また、歯周炎と診断されても、実際に顕微鏡で確認すると、歯周病菌がお口の中にいない患者さんもいらっしゃいます。

このような方が歯が痛いと来院されるケースは、ほとんど歯ぎしり、食いしばりの原因で歯が痛くなってしみたり、グラグラしている場合が多いです。

すぐに歯の虫歯、歯周病の治療を受ける前に、歯ぎしり、食いしばりをしていないか思い出してみてください。歯の神経を抜かなくても大丈夫なこともあります。

りんごは便秘に効果的

全国で便秘の少ない県は青森県だそうです。
リンゴは食物繊維が豊富なだけでなく、腸内の善玉菌を活性化し、増やすそうです。また、皮つきで食べると咬みごたえもあり、皮つきのりんご10グラムは飲み込むのに70回かかります。
りんごはまた抗酸化作用があり、体内の塩分を排出するカリウムや有機酸、ビタミンC,ミネラル類が多く含まれています。

実家の松本はリンゴ園があり、子供のころから慣れ親しんだ果物です。
紅玉、玉林、ふじ、アルプス乙女、印度りんご、陽光、名前をあげたら、きりがありませんが、かぜをひいたときにお母さんがリンゴをすりおろして食べさせてくれた事が懐かしく思い出されます。

りんご

りんご

東村山市菖蒲まつり

6月9日~24日まで東村山市、北山公園で菖蒲まつりが行われました。
菖蒲が見渡すかぎり、色とりどりに咲いており忘れられない風景の一つになりました。

菖蒲は縁起のよい植物とされる多年草で、端午の節句の菖蒲湯に使用されます。菖蒲湯は葉を利用しますが、神経痛やリウマチには根茎を浴湯料として使用します。

また、鎮静、鎮痛効果もあり、咳、たん、消化不良などに乾燥した根を粉末にして、3~6gを3回にわけてオブラートに包んで服用しても良いそうです。

8月~9月頃に根茎を掘り取り、水洗いし乾燥させて用います。菖蒲は江戸からの昔ながらの品種、改造したものなど東村山市の北山公園では圧巻でした。新東京百景にも挙げられております。

菖蒲園の脇の小川のせせらぎが、田園風景を思わせてなごみのひとときで、都会の雑踏から解放され、故郷の松本がとてもなつかしく思い出されました。

東村山市菖蒲まつり

東村山市菖蒲まつり

「丸ごと食品」を摂りましょう

免疫力を高める食事のポイントは、丸ごと食品を食べることにあります。
玄米、魚、ゴマ、桜エビなど頭から尻尾まで食べられるものは、ひとつの命を維持するだけの栄養素がバランスよく詰められています。

たとえば、玄米はミネラル、食物繊維、ビタミン、蛋白質など免疫力をあげるのに必要な栄養がバランスよく含まれています。
魚の皮も体内の脂を酸化から守る働き、野菜、果実の皮は食物繊維が多く含まれ、空気に触れると壊れるビタミンを保護しています。

ですから、刺身だけ、白米だけの様にある一部分だけ食べていると栄養素がかたより、栄養素を効率よくとることができず、免疫力もアップしません。
パン食を主体にされている方には歯周病が見受けられることが多いです。

主食を見直すがきているかもしれません。

日本の伝統発酵食=抗酸化作用

「酢」

酢には玄米酢、果実酢、米酢、ワインビネガー、バルサミコ酢、穀物酢、など様々ですが、最近注目されているのが、黒酢のようです。
黒酢は玄米から作るので、米ぬかの栄養分も含まれます。普通の米酢は3ヵ月でできますが、黒酢は最低でも1年かかります。5年ものもあります。

注目の成分は

アミノ酸、クエン酸、酢酸、ビタミンB群、ペプチド、クエン酸は抗酸化作用があり、筋肉痛を緩和し、疲労回復力があります。
夏バテ予防に良いですね。
ただし、飲んだら一度水でお口をすすいでください。酸食症といって強い酸ですと、歯が溶けて虫歯になることがあります。

酢

天体ショーへようこそ

今年の5月から、金環日食、部分月食、皆既日食、と105年に一度の天文ショーがやってきます。
金環日食5月21日、朝、東京では6時19分に始まり、9時2分に終わります。前回は1987年、沖縄を中心に観察されました。

日本全国の幅広い地域で観察されます。神秘的な天文ショーをひとりでも多くの方に楽しんでほしいです。日食は太陽、月、地球の順で一直線に並んだ時におきます。
「源平の戦い」の時に金環日食が起こり、平氏が源氏に勝ったという歴史の流れに関わった事実も面白いです。

6月4日に部分月食が全国的に観察されます。月食は太陽、地球、月の順で一直線になります。18時59分から21時7分まであります。

さて、105年ぶりというと、明治39年以来ですが6月6日に太陽、金星、地球が一直線になった時に金星の太陽面通過が起こります。全国的に朝の7時過ぎに始まり、午後2時前に終了します。天文学上1639年から、6回しか見ていないようです。貴重ですね。

子供の頃は、母の実家が木曽でしたので、夏休みに星降る夜に星座を見て楽しんだものです。この機会にプラネタリウムにも行ってみたいと思います。
金環日食

金環日食

根川の桜

先週、はじめて根川の桜を見にいきました。根川緑道ぞいに古くからの桜並木があり立川百景にあげられています。

根川緑道は、立川市の南に位置し東は貝殻坂橋から西は湧水口のある立川橋のところまで。その先残堀川憩いの水辺を進み、市歴史民俗資料館までの2.4kmが詩歌の道です。その貝殻板橋という、かわいいつり橋もあります。

桜は昔から、誰からでも親しまれる愛らしい花です。
今年は例年より寒かったせいか、開花時期が遅くなったぶん、長く私たちの目を楽しませてくれました。

多くの花見客のとなりで、翼の青い美しい鳥が、根川の水面上空を横切り、木の枝にとまりました。生まれて初めて見ましたが、カワセミでした。オレンジ色のおなかの羽毛と青い背の羽が、きらきらと輝いてこの世の鳥のなかでも色どりの美しさでは5本の指にはいるのでは、と思わせる程です。

春の景色もさることながら、四季折々の自然の美しさに触れながら、根川緑道のお散歩は健康維持に役立つのではないか、と思います。

新緑の時期にまた訪れてみたいものです。
根川の桜

根川の桜

3月19日、府中の森郷土博物館

3月19日、府中の森郷土博物館に行ってきました。
梅まつりが行われており、今年は例年より寒いせいか、開花が遅れて今が見ごろです。

梅まつりの梅1

梅には抗酸化作用があると昔から知られており、抗酸化作用の成分はフラボノイドといいます。植物には約4000種類のフラボノイドがあり、それぞれが独特の特徴を持つそうです。

酸素や紫外線、環境ホルモンなどの外部ストレスは老化現象や発がんに関連しています。

梅

植物の中には酸化ストレスを防御する物質が多く含まれています。お茶やタマネギ、リンゴなどに多く含まれているフラボノイドは最も良く知られている植物性の抗酸化物質です。フラボノイドは、抗酸化作用の他にも抗癌作用、抗菌作用などの作用があることがしられています。

梅の花も楽しみでしたが、府中の森郷土博物館オリジナルの梅ジャムを買い求め食べてみると、梅の味を生かしたやや甘味のある素朴なおいしさは、なるほどと思いました。

梅

11月16日 西立川保育園にて歯科相談

先日、歯科の園医を担当している西立川保育園に健診と歯科相談を兼ねて、かわいい0才児から6才のお子さんとお父様、お母様にお会いしました。

何年か重ねて園医をさせていただいて思うのは、お子さんの笑顔にはいつも私たちが癒されるといいますか、また明日から診療を頑張ろうという気持ちを新たにさせてくれることです。

今回は食育に関してのお話を園長先生が、最近の傾向を知りたいとの事で、健診の少し前に30分程、歓談となりました。

先生方は看護師、栄養士の方を含めてとても、食育、教育に熱心です。いつも感心しています。
1才から3才の離乳や捕食の時に、歯並びが良いか悪いかの差が出てくるということが、最近の傾向としてわかってきました。

ひと昔よりも洋風のおやつ、おかずが増えました。
これらのおかずはやわらかいです。
日本古来の和食により、咬む力や回数を養われたために歯並びの悪い子が昔は少なかったのです。

これからも、小児の歯を育成する勉強に励みたいと思います。

保育士のみなさま、看護師、栄養士の方々、園長先生、お世話になりました。またよろしくお願い申し上げます。
11月16日 西立川保育園にて歯科相談

歯科相談

かみごたえのあるおやつ

子供の歯科健診で感じるのは
ここ10年の流れで、乳歯の歯並びの悪いお子さんが軒並みに増えたという事です。

なぜ歯並びが悪い子が増えたのでしょう?
それは、子供のかむ回数が少なくなったから。おやつや食事の素材が咬みごたえのない物で、しかも小さく切っていることが、お母さんに対する質問でわかってきました。
筋肉は骨に付着していますが、表情筋は皮膚に付着しています。前歯で咬む事は口輪筋を使いますから、歯並びだけでなく、口輪筋につながる表情筋のバランスも整い、顔の成長に関与します。

かみごたえのあるお菓子をおやつにしましょう。子供はおやつが大好き。

お母さんの愛情も添えて、かわいい、かっこいいお顔になる様に。

1才6ヵ月健診に思うおやつのこと

さる6月の木曜日、立川市健康会館にて、1才6ヵ月健診をさせていただきました。
ここ10年の流れで感じるのは、乳歯の歯並びの悪いお子さんが軒並みに増えているという事です。なるべく矯正治療をしないで、食育で歯並びを治してもらいたいのです。
子供が3人もあれば、車が1台買えてしまうようなお金が矯正にはかかります。

では、なぜ歯並びが悪い子が増えたのか?
それは、おやつや食事の素材が咬みごたえのない、しかも細かい大きさであることが健康会館でのお母さんに対する質問でわかってきました。

今は、飽食時代に生まれたお母さんがほとんどです。
おやつは?といいますと、コンビニ、スーパーでケーキや、プリン、バナナ、ポテトチップス、ヨーグルトを買いますという声が多い。

そこで、本屋さんに行っておやつやおかずの本をさがしに行きました。
栄養学からみてのレシピはいくつもありますが、驚きました。
咬みごたえ、つまり顎の成長や歯並びを意識した食材の大きさ、かたさに特化したレシピ本はほとんど見つかりませんでした。
これでは、お母さんに咬みごたえのある(硬いではなく)、一口が大きい食材にしてねといっても無理でしょう。

おやつも何が虫歯になりやすいか?もなかなか具体的には程度で区分されていないのが現状です。

虫歯の多いお子さんは歯と歯の隙間が短くなり、歯並びが悪くなります。

なので、歯科衛生士のスタッフにイラストを制作してもらい、私は虫歯になりにくいおやつのランクの文を担当しコラボして、ホームページに掲載しています。

ぜひ、歯並びを食育で治す文化が広まってほしい、と切に願う今日この頃です。

カウセリングの時間

私たちのクリニックの特徴の一つに、カウセリング、一人の診療時間が長い(人によりますが、1~2時間)ことがあげられます。なので、一日に診療できる患者さんの人数は、他の医院の半分の数に限られてしまいます。

なぜかといえば、患者さんの一番気になる事(主訴)と、ドクターから見た患者さんのお口の状態で気になる事が違う場合、本当の治療のすり合わせが必要になるからです。

先日、記録を更新してしまいました。
2時間半。
患者さまは紹介の方でした。同じ歯を今年に入り、2件でクラウンを被せる治療してもらいましたが、舌がその歯に触って痛いとの主訴でうちが3件目になり、セカンドオピニオンならぬ、サードオピニオンになりました。

他のドクターも丁寧な治療をされているようです。では、本当にその歯が原因なのでしょうか?
生活習慣も含めての問診、舌診を行い、地図状舌であること、口腔乾燥症の疑いがあるとわかってきました。口呼吸もあります。

この場合は、歯にすぐ手を付けずに位相差顕微鏡による細菌検査を行います。カンジダ菌があると
地図状舌は舌に細かい溝がありますが、そこに繁殖しますので、痛みを感じやすいのです。これは、歯周内科治療の分野になります。

それで、舌が歯にさわって痛いだけではなく、そこには様々な舌の痛みの原因をカウセリング、検査から、消去法で割り出すのに時間がかかったというわけです。

後日談ですが、患者さんは上の歯にさわって舌が痛いと言われていました。
後に細かく診査してみると、下の歯が抜けている場所に舌がさわって擦り傷になっておりました。この説明と理解が患者さんに備わって、初めて歯の治療ができます。

5月、6月の丸茂セミナーに参加して

名古屋市にて、10年ぶりに咬合学で有名な丸茂研修会の公開セミナーがあり、参加させていただきました。

今まで、このように具体的で、患者さんの病に対する原因を追及するセミナーに出会ったことはなく、本当に ”目からうろこ“ でした。

患者さんの普段の歯肉の色の赤さや毛細血管の状況は、その方の現在健康の状態を教えてくれます。まさに、歯肉は、歯は、かみ合わせは語るです。

6月4日ムシバの日に思う

少し前の話になりますが、立川市アイムたちかわにて、歯の衛生週間の時に歯とお口の相談コーナーの仕事を、立川歯科医師会の取り組みでさせていただきました。

その時に感じたのは、みなさん、素朴な疑問を意外と相談に来られて、これに対し専門用語をあまり使わずに、わかりやすく説明することは意外と難しいという事でした。

2010年の新書ジャンルで120万部を突破し、第1位となった本はアナウンサーの池上 彰(いけがみ あきら)氏の著書「伝える力」です。

彰(いけがみ あきら)氏の著書「伝える力」

NHK「週刊こどもニュース」のお父さん役を11年間されていたそうですが、その時の体験をもとに、「話す」「書く」「聞く」の能力を高めて、伝える力が備わると、いくつかの章にわけて述べられております。
小学生が聞いてわかるように説明できれば、聞かれた質問の本質がわかっているという池上氏の言葉に思わずうなってしまいました。

歯科業界ではあたりまえの言葉でも、人によっては宇宙人語のように聞こえてしまうので、その単語をかみくだいて説明するのは、予期せぬ簡単な質問だけにかえってむずかしいです。

私は、物事に夢中になるとつい早口になってしまうので、クリニックの患者さんにもう少し、お話する声の調子とか、もっと簡潔明瞭に説明できないか、とか
初心にかえって「伝える」をさらに頑張ろうと思いました。

「薬草花歴」

漢方やアロマセラピーの講習会に行かせていただくと、後でいつも見慣れているものが、意外な薬効があり感心します。

たとえば、今は芍薬の盛りですが、芍薬は中国原産の多年草で、5月下旬から6月上旬にかけてきれいな花を咲かせます。
生薬としては、茎を乾燥させたものを使用します。
鎮痛作用、抗炎症作用があり、漢方では芍薬甘草湯、当帰芍薬散のなかに含まれます。

口腔漢方では、舌痛症当帰芍薬散を用いることがあります。
桔梗の花もかれんで大好きですが、桔梗は根にサポニンを多量に含みます。
なので、去痰作用、排膿、鎮痛作用もあることから、咽頭痛化膿性炎症桔梗湯として用います。

目にも楽しく身体にも効能がある生薬を、昔の人々はどのようにして薬効を解明していたのかを想像すると、本当に頭が下がる思いです。

芍薬

口腔漢方についてくわしくはこちら

芍薬

立川市健康会館にて。1才6ヵ月健診

5月24日の午後、立川市健康会館にて、1才6ヵ月の健診を歯の担当で参加させていただきました。

今まではあまり感じたことはなかったのですが、お子さんの食育の方法をお母様方が調べられる媒体があれば便利だなあ。と思いました。

お子さんのおやつはケーキやクッキー、プリンなど結構加工されて、やわらかくて、糖分が多いものを食べさせているお母さんが意外と多く、昔ながらのお芋をふかしたり、果物だったりが少なかったです。

かみごたえがなく、細かい大きさの食べ物は顎の成長を遅らせます。歯が並ばない小さな顎になってしまいます。

そのため、歯並びが良くないことがお母さんの相談では最も多かったです。
お母さんはお子さんのために、大変な努力をされていると思います。
なので、ほんの少し食育を変えるだけで、将来、歯科矯正の必要もなくなることもありますので、ぜひ、頑張ってのエールを送りたいです。

保育CANのサイト
http://www.hoikucan.jp/link/hoiku/hoiku_01.html

薬草園にて その4

白壇・・ブッダが教えた歯磨き2
千葉栄一先生の「歯と香り」より

「ブッダの歯磨き指導」

歯木(シボク)
ブッダが実際にどのような手ほどきをしたのかは不明ですが、ブッダは弟子たちに読経する前に手を洗い、歯木(シボク)で歯と舌を清掃することを指示したとのことです。また歯磨きによって、口腔内を清掃する5つの功徳というものが説かれています。

  1. 口臭を除く
  2. 食べ物の味が良くなる
  3. 口の中の熱を除く
  4. 食が進む
  5. 眼が良くなる

の5つです。

衛生上の必要性に留まらず、健康のために得られる利益として考えることが注目されます。ブッダは出家する29才まで、北インド釈迦族の王子としての教育を受けており、歯木の教えの背景には当然医学的な素養があったものと思われます。

もちろんブッダが突然に歯磨きを始めたとは考えにくく、当時のインドでは木の枝を房状に広げ、歯を磨くと言うノウハウがすでにあったのでしょう。その中で整理された記録として、ブッダの歯磨き法が今日まで伝えられたと考えております。

また、ブッダの直接の記録ではないのですが、宗の時代に中国に渡り、修行としての歯の磨き方を書き残した僧がいます。鎌倉時代初期の人で、曹洞宗の開祖でもある道元(1200~1253)は、栄西(エイサイ)について禅を学び1223年に入栄し、如浄(ニョジョウ)(1163~1228)の印可を受けた後1228年に帰国しています。

道元は「座禅によって釈迦に帰れ」と唱え、実践を重んじました。道元が書き残した物をまとめた、仏書「正法眼蔵」(ショウボウゲンゾウ)の「洗面」の巻では、洗面の仕方から歯の磨き方までが、細かく記述されています。
これは日常の作法が仏道そのものであり、日常を離れての仏道は無いという教えを、中国に渡り会得したからでしょう。

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