立川市柴崎町の小林歯科クリニックは予防歯科・歯周病治療に取り組んでいます
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タバコと歯周病

タバコで起こる口の病気

喫煙により、口の中の発がんのリスクは増加します。

これは、ヤニ(発がん物質のタール)が歯に付着するためで口腔ガンは男性に多く、舌、歯肉、口底、頬粘膜などに発症します。
喫煙しない人の3倍のリスクで、飲酒しながらの喫煙はさらにリスクは高くなります。

口腔ガンの前兆に、歯肉や粘膜が白っぽくなる「白板症」がありますが、これは、非喫煙者の約6倍高く発症し、悪性化してガンになる事もあります。

口臭も感じられ、周囲にも配慮が必要になります。

また、10年間に歯を失う数も喫煙者の方が、2~3倍多いと言われています。

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タバコは歯周病を5倍悪化させてしまいます

一日に吸うタバコの量が20本以上になると、30才以降に歯周病にかかっている人が吸わない人に比べ約5倍増加することがわかってきました。

禁煙

タバコを吸っていると、ニコチンの作用により、毛細血管を収縮させてしまいます。その結果毛細血管の血流が悪くなり、タールが歯や歯茎に付着することで、歯周組織の細胞の炎症を治す働きが弱くなります。タバコは、からだの免疫能力を低下させるだけではありません。歯周病菌のエンドトキシンなどの毒性を高め、体を守る働きや、自己修復する働きを弱めてしまいます。

さらに浅い歯周ポケットの中でも、病原性の高い歯周病菌が繁殖するリスクが高くなります。

タバコは、気管や肺などの器官への悪影響だけでなく、毛細血管の循環障害、免疫能力の低下、歯周組織の細胞への影響、そして細菌への影響と多くの要因でマイナスの影響を与えている事が懸念されます。

歯周病の治療を行う際に禁煙をおすすめしている理由は、せっかく治療しても喫煙者の場合は、細胞間の自己修復作用が低く、免疫作用も低下しているため、治療の進行が遅れてしまい、その結果、歯周病の治癒に影響がでてしまうためです。

禁煙プログラムもありますので、ぜひ活用されてください。

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禁煙による歯周病の改善

禁煙をすると、歯肉の血液量が短期間のうちに週単位で、喫煙しない人のレベルまで回復します。
そして、歯周病に対するリスクをなくすには禁煙してから、2~10年を必要とします。

歯科での禁煙指導

禁煙準備、禁煙実行、禁煙継続カウセリングがあります。

禁煙の準備:

自分のニコチン依存度、どんな時に吸いたくなるかを知る。
ニコチンの離脱症状と対処法について学ぶ。
ニコチンの離脱症状:イライラ、頭痛、だるい、眠い。

禁煙継続の対処:

  1. ニコレット」一日最大24個まで使用可能。
    ゆっくり15回ほどかみ、頬と歯ぐきの間に味がなくなるまで保持。
    30~60分。始めてから3ヵ月ほどでやめるようにする。
  2. ニコチンパッチ。医師の処方箋が必要。
    身体の一部に貼る。24時間使用可能。
    心臓病、不整脈、脳卒中、妊娠、授乳中の方は医師に相談してください。

禁煙プログラム

禁煙プログラム(「SMOLEBUSTERS」より改変)

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