1. シェーグレン症候群
自己免疫疾患で、涙腺、唾液腺の破壊により、分泌量が減少します。その結果、口のなかの免疫作用が低下し、口腔粘膜の炎症がおこり、口腔乾燥も引き起こされます。
2. 糖尿病
重度の糖尿病では、唾液腺に障害がおこり、口腔乾燥症になります。
3. 放射線治療による口腔乾燥
顎顔面の腫瘍の治療に、放射線治療を行うと唾液腺の機能に障害が生じ、口腔乾燥を起こします。
4. 腫瘍、外傷の後遺症
脳血管障害、腫瘍、手術、外傷による侵襲により、唾液腺の分泌機能に支障をきたし、口腔乾燥になる場合があります。
5. 薬剤による唾液分泌低下
常用薬を長い期間使用している場合におこります。
唾液分泌機能低下のために口が乾きます。主な薬として、向神経薬(向精神病薬、抗不安薬、抗うつ薬)、利尿薬、カルシウム.拮抗薬などです。
6. 神経性唾液分泌低下
ストレス、自律神経失調症などから口腔乾燥症になることもあります。
7. 咀嚼筋の筋力の低下、加齢によるドライマウス
咀嚼筋を使わないと唾液腺の委縮をおこします。食べ物の硬さの調整や咀嚼の回数を増やすことにより、回復する事もあります。
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