立川市柴崎町の小林歯科クリニックは予防歯科・歯周病治療に取り組んでいます
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電子タバコも従来のタバコ同様に悪影響を及ぼすの?

最近ではタバコの体への悪影響などがTVやCMなどで取り上げられ、タバコを吸う人も少なくなってきています。しかし、タバコをやめられない人も多くいます。中には電子タバコという新型のタバコを吸う人が多くなってきています。

電子タバコのイメージ

電子タバコとは

従来の紙巻きのタバコと比べて、体への害が少なく、体に優しい電子のタバコです。電子タバコは火を使わないため、煙も少なく、灰も出ません。タバコの葉あるいはその成分を詰めたものを加熱し、気体にしたものを吸入します。

日本では薬事法のため、ニコチンの入った液体は販売されません。そのため日本ではタバコの葉の成分を摂取するプルームや、iQOS(アイコス)といった製品が販売されています。

すぐには入手できない場合も・・・

電子タバコを使用する人はどんどん増え、先日100万人以上もの人が電子タバコを使っているというニュースがありました。そのため、すぐに購入することができず、予約をしても数か月待ちということもあるようです。

では電子タバコを吸うことでお口の中の影響はあるのでしょうか

従来の紙巻たばこを吸っていた人の中には、歯につくヤニなどの汚れで歯の黄ばみを気にしていた人は多くいたのではないでしょうか。しかし、電子タバコは歯にヤニがつきません。

なぜ電子タバコだとヤニがつかないの?

ヤニの原因はタバコの成分のタールが歯の表面に付着することです。しかし、電子タバコの場合はこの原因であるタールを含んでいないため、歯にヤニがつかないというわけです。そのため、よく知られるタバコを吸うと白い壁が黄色くなるという現象も起こりません。

口臭が軽くなった

タバコを吸っている人独特の口臭はなくなるようです。電子タバコ特有の臭いはありますが、ずっとお口の中に残るわけではなく、しばらくすると臭いはなくなります。

歯周病になるリスクは?

日本人の成人の半数以上が歯周病予備軍といわれています。その中で、喫煙者の場合はさらに歯周病になるリスクが上がります。

そのため、電子タバコにして歯周病になったというわけではなく、もともとの紙巻きたばこが原因で歯周病になった可能性が高いといわれています。

しっかりとした口腔ケアが大切

紙たばこを電子タバコに変えたから口臭やヤニの問題は解決されますが、歯周病にならないというわけではありませんので、まずはご自身でできるブラッシングからしっかりと行いましょう。

気になることがある場合は歯科医院で的確な処置をしましょう。

口から魚が腐ったような臭いが~魚臭症って知っている?~

皆さんの中には口臭で困っている、悩んでいる方も多くいるのではないでしょうか。

口臭にも歯周病が原因によるもの、食べ物が原因のものなど様々ですが、口臭がなんだか魚が腐ったような臭いがする、体臭もするという方はいませんか?
それは魚臭症という病気かもしれません。

魚臭症ってどういう病気なの?

魚臭症とは名前の通り、魚が腐ったような臭いが口臭や体臭となってしまう病気のことです。魚の生臭い臭いが口臭、体臭としてでているとなると自分も不快ですし、周りの方の目も気になりますよね。

魚臭症は症例が少ない病気

みなさんも魚臭症という病気を聞いたことがある人はほとんどいないのではないでしょうか。魚臭症は世界でも700人ほどしか患者数がいないといわれているとても症例が少ない病気なのです。

魚臭症はどうして起こるのでしょうか

魚臭症は別名トリメチルアミン尿症と言います。トリメチルアミンは魚の鮮度などが落ちたときに腐った臭い、生臭い臭いを発生させる物質です。

このトリメチルアミンという物質が体内に発生することでそれが息や汗に混ざって体外に排出されることで口臭や体臭となってしまうのです。

原因はトリメチルアミンが体内で分解されていないため

トリメチルアミンは普通であれば肝臓で分解されます。

そのため、体内にたまることはほとんどありません。しかしトリメチルアミンを無臭化する酵素が遺伝子的に欠如している場合はトリメチルアミンを分解することができないので魚臭症となってしまうといわれています。

また、肝機能低下などで酵素の働き自体が鈍くなることでも、トリメチルアミンが体内にたまってしまうので、臭いを発生させる原因と言われています。

魚臭症の治療法はあるの?

先ほども書いたように魚臭症は症例が少ない病気です。

そのため、根本的な治療法はありません。トリメチルアミンの発生を防ぐことが重要となります。

トリメチルアミンの発生を防ぐにはどうしたらいいの?

予防法としてはトリメチルアミンの前駆物質である、コリン・レシチン・トリメチルアミンオキシドなどを多く含む食品を食べないことです。

コリン・レシチン・トリメチルアミンオキシドを多く含む食品

コリンを多く含む食品には、卵の卵黄、肉類(加工されたもの、内臓系)、ナッツなどの豆類、ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜などがあります。レシチンを多く含む食品には、卵黄やごま油、コーン油、小魚などがあります。レシチンを含んだサプリなどもあるので避けたほうが良いかもしれません。

トリメチルアミンオキシドを多く含む食品には、海水魚、エビやカニなどの甲殻類、タコやイカなどに多く含まれます。

自分では臭いに気づかないことがほとんど

口臭

この病気の困ったところは、臭い以外に症状がほとんどないことです。周りの人に指摘されて気づくということが多いようです。気になる症状がある方は一度専門医へ相談してみましょう。

お口がいつも開いている子はいませんか?!

タイトルの文字通り、小さい子を見ていると、テレビをみながらお口をぽかーんと開いている子供を見たことがあると思います。

そういえばうちの子も!というお母さんも多いのではないでしょうか?

子供

実はお口が開いたままだとさまざまなトラブルが起こってきます

では今回は、お口をあけっぱなしで起こるトラブルについてお話したいと思います。

そもそもなぜ、子供の中にはお口を開けている子が多いのでしょうか?

【原因1】3歳をすぎても指しゃぶりの癖がある

指しゃぶりをする癖があると、指をお口の中に入れて無意識のうちに前歯を前へ前へと押し出しています。その行為が習慣になることで、開口の原因となるといわれています。

※奥歯で噛んでいるが、前歯ではうまく噛めない、口が閉じづらい状態を開口といいます。

【原因2】頻繁に鼻がつまっている

小さい子ってすぐに風邪をひいたりして鼻水をたらしたり、鼻がつまってしまうことありますよね。また、アレルギー性鼻炎などの子はよく鼻がつまってしまいます。

鼻がつまることで口呼吸になり、呼吸をするために自然と口が開いてしまいます。

その他にも早いうちから、けがなどで前歯の乳歯が抜けてしまったりすると、抜けた隙間に舌を入れる癖がついたりして開口につながります。

口が開いていると困ることがあるの?

では、実際はどのような問題が起きるのでしょうか。

詳しく説明していきます。

1.口臭がする

お口が開いてお口の中が乾燥することで唾液の分泌量が減り、匂いの原因となる細菌が増えます。そのため口臭が強くなることがあります。

2.虫歯の原因に

口臭のところでもお話ししたように、口を開けていると唾液の量が減ります。そのため、きちんと自浄作用が作用せず、汚れを落とすことができません。また、虫歯にもなりやすくなります。

3.顔がゆがむ

お口が常に開いていることで、だんだん噛み合わせが悪くなります。そのため、あごの骨などの成長に悪い影響を与え、顔がゆがむことがあります。

4.感染しやすくなる

お口が開いていることで口呼吸となり、細菌やウィルスがダイレクトにのどや体内に侵入します。そのため、インフルエンザや風邪などにかかりやすくなります。

このようにたくさんのトラブルが起こってきます

正常な舌は口を閉じたときに舌が上顎のところにくっついているのが正常です。

しかし、子供にそれを意識しろといっても難しいですよね。

舌や唇の筋肉をきたえ、ぽかーんと開いたお口から卒業しましょう。口腔筋機能療法(MFT)は良い歯並びを保つために行う口や舌の筋肉の訓練法です。お近くの歯科医院で聞いてみて下さい。

ミントタブレットは口臭には効かない?!

気になる口臭

みなさんの中には日々口臭で悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

人と話をするときなど、口臭があるととても気になりますよね。そのため、口臭が気になるな~でも外出先で歯磨きなどもってないし。

という方は、コンビニなどに立ち寄り、ミント系やメンソール系のさわやかな香りのするタブレットを買って食べたりする人もいるのではないでしょうか。

ミントのタブレットは逆効果?!

口臭をなくすために食べたのに、逆に口臭を強くするとしたらどう思いますか?

実は、ミントを食べることで、お口の中の唾液が一時的に出にくくなってしまい、唾液の分泌が下がってしまうそうです。

そのため、お口の中が乾燥してしまうそうです。

口臭には、さまざまな原因がありますが、その中でもお口の中の乾燥からくる口臭についてお話しします。

ドライマウスになることでの口臭

お口の中が乾燥し、ドライマウス状態(お口の中がネバネバするなど)になると口が臭くなると言われています。

わかりやすい例でいうと、朝起きたときに口がネバネバして気持ち悪いですよね。その時に口が臭いと言われる人もいるのではないでしょうか?

ではどうしたらよいのでしょうか?

口臭を予防するためには唾液を分泌させることが重要

固めなガムを食べると、噛む作用により唾液の分泌が促されます。味は柑橘系のレモンなどを選ぶとよいでしょう。

また日々生活をするなかで、うめぼしやレモンなど酸味の強いものを意識的に摂ることも唾液の分泌促進につながります。うめぼしなどを想像しただけで唾液がにじみ出てきますよね!

唾液腺のマッサージも有効

そのほかにも唾液の出る線→唾液腺をマッサージするのもよいかもしれません。 お口の中の乾燥が悪さをするのは口臭だけではありません。

お口の乾燥は歯周病や虫歯になりやすくなったりしますので、ぜひ、身だしなみだけでなく、お口の中も気にしてみましょう。

プラークのことを詳しく知ろう!

みなさんの体の中で一番多くの種類の細菌が存在している場所はどこだと思いますか?
それはお口の中です。
お口の中の病気には、むし歯や口臭、歯周病などがあります。
そのトラブルの原因となるのがみなさんもよく耳にするプラーク(歯垢)です。
プラークは歯の表面に付着した黄白色をした粘着性の物体のことで、生きた細菌のかたまりです。
1mgのプラークの中にはおよそ1億個もの細菌がいるといわれています。
プラークの中には歯周病菌や、むし歯の原因になるミュータンス菌などが存在しており、さまざまなトラブルの原因となります。

プラークについて(wikipediaより)

プラークは粘着性があるため、うがいだけでは除去することはできません。
歯磨きをしても、磨き残しがあると、プラークが付着したままの状態となるので、口の中は危険な状態にさらされることになります。

では、プラークを除去するにはどうしたらよいのでしょうか。
お口の中の環境は一人一人それぞれ違います。
そのため、歯磨きもその人に合わせた方法で行うことがプラークの除去に有効です。

とくに歯ブラシの毛先が届きにくく、磨き残しがあるところは、

  1. 奥歯の噛みあわせ部分(咬合面)
  2. 歯と歯の間(隣接面)
  3. 歯と歯ぐきの境目(歯頸部)

また、毎日の歯磨きで自然にクセがついてしまうと、常に磨き残しのある場所を作ってしまいます。
そのため、歯科医院での定期検診などで磨き残しの確認(歯垢染色液剤によって簡単に調べることが可能)や、歯の状態に合わせたプラークの落とし方を歯科医師や歯科衛生士などの専門家から指導を受けて適切な歯磨きをするようにしましょう。
歯磨きをするときに、歯ブラシをただあてて磨くだけでは十分にプラークを落とすことはできません。
歯ブラシの使い方にも気をつけましょう。

基本的に歯ブラシをあてるときは軽い力で磨きます。
歯ブラシで歯を強く磨いたからといってプラークが落ちるわけではありません。
強く磨くことで歯ぐきを傷つけてしまうこともあります。わかりやすいやり方は、歯ブラシを鉛筆持ちで持って磨くことです。この持ち方をすることで過度の力は加わりません。
また、歯ブラシの毛先は歯面にきちんとあたるようにして1本ずつ細かく磨くようにしましょう。
歯磨きをする際に、歯ブラシとともに歯間ブラシやデンタルフロスを使用することも、プラーク除去には大変効果的です。

大切なことは、毎食後歯磨きをする習慣を身に付けることです。
また、歯科医院で定期的に健診を受けるようにしましょう!

デンタルリンスをご存知ですか?

デンタルリンスの存在を知らない人も多いのではないでしょうか?
デンタルリンスとは、薬用成分の働きで、むし歯や歯周病の予防をし、お口の中をさわやかにすることで口臭も予防できます。

歯磨きできないときのデンタルリンス

食事をした後はお口の中が酸性に傾き、むし歯になりやすい状態になります。
そのため、むし歯を予防するには食べたら歯磨きをすることが基本です。
しかし、仕事などで忙しい時なかなか歯磨きをする時間をとれないこともありますよね?
そんな時に役立つのが、すすぐだけで、むし歯や口臭を予防することのできる薬用の洗口液です。
ですが、洗口液だけに頼るのではなく、時間があるときはきちんと歯磨きするようにしましょう。

寝る前にもデンタルリンス

プラークの中のむし歯菌は主に就寝中に急激に増殖します。
寝ている時はだ液の分泌も少ないので、むし歯菌にとっては活動しやすい環境となります。
お口の中を長時間清潔に保つ為に、むし歯や口臭を予防してくれるデンタルリンスが有効です。夜寝る前の使用が効果的です。

デンタルリンスには、「液体ハミガキ」と「洗口液」の2種類があります。

◇液体ハミガキ
液体ハミガキはブラッシングすることで効果を発揮します。
液体ハミガキには、一般的な歯磨き粉の中に配合されている研磨剤が含まれていないので、歯面を傷つけることなくブラッシングすることが可能です。
しかし、茶渋や、コーヒーなどの着色、タバコのヤニなどが歯の表面につきやすくなるので、その際は一般的な歯磨き粉を使うか、歯科医院でクリーニングを行うようにしましょう。

◇洗口液
洗口液は液を口に含みブクブクすすぎをします。
歯と歯ぐきの間にもしっかり有効成分が行き渡るように行います。
洗口液は口臭の防止、口の中の浄化の効果が期待できます。細菌が増殖しやすい環境になる就寝前の使用も効果的です。
むし歯や歯周病の原因となるプラークはブラッシングやフロッシングなどをして機械的にこすらなければ落ちないので、お口のケアの補助として考えましょう。

デンタルリンスにはノンアルコールタイプのものや、子供向けのもの、天然甘味成分でむし歯の原因にならないキシリトール配合のものなどもありますので、デンタルリンスを使ってさらに効果的なオーラルケアをしてみてはいかがでしょうか。

口臭の原因は?

みなさんは口臭が気になったことはありませんか?
ニンニク料理や餃子などを食べた次の日の口臭の原因は食事だったことがわかりますが、臭いのあるものを食べていないのに口臭がきになるということはないでしょうか?
実は口臭の原因にもいろいろあるのです。

口臭の原因

口臭と舌

口臭と強く関係があるのは舌と言われています。
健康な状態の舌はきれいなピンク色で舌のぶつぶつした所(舌乳頭)がきれいに突起している状態です。
このような健康な状態であれば舌が原因の口臭の心配はありません。
舌が口臭の原因となる場合は、まず舌が汚れていることです。
舌の汚れのことを舌苔(ぜったい)と言います。
この舌苔がついていると不純物などで舌が白くなってみえます。この不純物は歯に付くプラークと同じようなもので、歯磨きをするのと同じように舌も磨いてあげないと口臭の原因となります。

口臭と体調

風邪やストレスなどで体調が悪く免疫力が低下している時は、口の中の細菌が増えて口臭がきつくなります。

口臭と睡眠

口臭は就寝から起床にかけての睡眠時間中にひどくなります。
朝起きると口の中が乾いていませんか?
この渇きが口臭をきつくしているのです。
寝ているとき口呼吸をしている方は特に注意が必要です。
口呼吸を改善して、鼻で呼吸をするように意識することで口臭の予防になるでしょう。

口臭と唾液

唾液は口の中の細菌を除去する役割をもっています。また、除去しきれなかった細菌を唾液とともに胃に送り込んでくれる働きをもっています。
唾液が減少することにより口臭がきつくなるのは、唾液が除去してくれるはずの細菌が唾液の減少により除去し切れなかったためそのまま住み着いてしまったからなのです。

口臭と年齢

口臭にも体臭と同様、加齢による口臭が存在します。
歳をとることで唾液の分泌量が減少するのがひとつの原因です。
また、歳をとるに連れて罹患率が増える歯周病によって口臭の原因となります。

《口臭チェック》

口臭をチェックする方法としては、測定器を使うのが一番信用できる方法ですが、自分でも簡単にチェックできます。

  • 歯茎が腫れて赤い
  • 歯と歯の間に食べ物が挟まることがある
  • 舌苔が大量についている
  • たばこを吸う
  • 歯がグラグラする
  • 口がネバネバする
  • 口が乾く
  • 体調が悪い
  • 口内炎がよくできる

このように口臭の原因にもいろいろありますが、カテキン(緑茶に含まれる)、フッ素、フラポノールは口臭予防効果があります。
ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

歯周病になりやすい食事

1、全体に少食、ミネラルやビタミンが少なく、砂糖、脂肪が多い食事

主食がパン、おかずは肉類が多く、果物は毎日、お菓子はほぼ毎日食べる、野菜は少ない。
砂糖入りの飲み物を毎日飲む。
この食べ方のパターンは一見、歯肉は腫れもなく色も赤く悪くはないのですが、レントゲンでみると、歯槽骨という歯の周りの骨が溶けて歯周病が進み、口臭が強いのが特徴です。

2、食べすぎや美食傾向、外食が多い

外食が多く、そのため肉、脂肪、たんぱく質、カロリーが過多になり、ビタミン、ミネラル、食物繊維が大幅に不足。
珈琲、炭酸飲料、タバコなどのし好品が多い。

これはビジネスマンに多い食事のパターンです。
歯肉は赤黒く腫れて、歯ぐきからは、膿や出血が見られます。
口臭も強いです。

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歯磨剤の効果!

みなさんはよく歯磨きの時に歯磨き粉(歯磨剤)を使用しますよね?
では歯磨き粉にはどういう効果があるのか知っていますか?
お口の中の汚れであるプラークなどは、うがいをしただけではなくなりません。
そのためみなさんブラッシングをするわけですが、ブラッシングの際、歯磨剤をつけて磨くとただブラッシングをする時よりもプラークの除去効果を高めることができます。
では他にはどのような効果があるのでしょうか?

1、虫歯を防ぐ

虫歯というものは、歯にくっついたプラーク中の細菌が作り出す酸によって歯が溶けてしまうことを言います。
虫歯を防ぐために大事なことは、プラークを除去することが一番です。
歯磨剤には、歯の耐酸性の向上をするフッ化物の入った歯磨剤や、プラークの除去を促すことはもちろん、プラークの付着防止などにも効果があります。
また、歯の再石灰化促進作用のあるものも売られています。

2、口臭を防ぐ

よく歯周病などの患者さんは口臭を自覚症状として訴えます。
口臭の9割は口の中の汚れや、歯周病、虫歯が原因となります。
そのため、プラークなどを取り除くことで口臭はある程度防ぐことができますし、歯磨剤の中にはミントなどの香料を配合したものも売られているので、口臭を防ぐのと同時に口の中を爽快にします。

3、プラークを除去する

先ほども書いたように、歯磨剤をブラッシングと併用することで、プラークの除去効果が高まり、再付着を防ぐ効果があります。
プラークは歯周病や虫歯の、口臭の原因となるだけでなく、歯石の沈着などにもつながります。
ブラッシング効果をあげるためにも歯磨剤を併用してみてはいかがでしょうか?

4、歯石を防ぐ

歯石とは、プラークが唾液中のカルシウムなどによって石灰化してできる硬い石のような物質です。
プラークが歯石になってしまってからでは、もうご自身のブラッシングで取り除くことはできません。
歯石を防ぐ為に大事なことは、歯磨剤を使用しプラークを除去することです。
最近では歯石の沈着を防ぐ歯磨剤も売られているのでぜひチェックしてみてください。

5、歯を白くする

ステインやタバコのヤニなどで汚れてしまった歯を白くすることができます。
ステイン用の歯磨剤も最近はでてきましたね。

6、歯肉炎、歯周病を防ぐ

歯肉炎は、磨き残しなどのプラークがあると歯茎が炎症を起こし、腫れたり、出血したりします。
歯周病は、プラークや歯石などが原因でどんどん進行していきます。
歯磨剤を使いブラッシングすることで、歯周病菌の増殖を抑制したり、炎症を抑制したり様々な薬効成分が含まれているので歯周病などを防ぐ効果があります。

このように、最近ではいろいろな用途にそった歯磨剤があります。
ぜひ、使ってみてはいかがでしょうか?

タバコで起こる口の病気

喫煙により、口の中の発がんのリスクは増加します。

これは、ヤニ(発がん物質のタール)が歯に付着するためで口腔ガンは男性に多く、舌、歯肉、口底、頬粘膜などに発症します。
喫煙しない人の3倍のリスクで、飲酒しながらの喫煙はさらにリスクは高くなります。

口腔ガンの前兆に、歯肉や粘膜が白っぽくなる「白板症」がありますが、これは、非喫煙者の約6倍高く発症し、悪性化してガンになる事もあります。

口臭も感じられ、周囲にも配慮が必要になります。

また、10年間に歯を失う数も喫煙者の方が、2~3倍多いと言われています。

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