さる6月の木曜日、立川市健康会館にて、1才6ヵ月健診をさせていただきました。
ここ10年の流れで感じるのは、乳歯の歯並びの悪いお子さんが軒並みに増えているという事です。なるべく矯正治療をしないで、食育で歯並びを治してもらいたいのです。
子供が3人もあれば、車が1台買えてしまうようなお金が矯正にはかかります。
では、なぜ歯並びが悪い子が増えたのか?
それは、おやつや食事の素材が咬みごたえのない、しかも細かい大きさであることが健康会館でのお母さんに対する質問でわかってきました。
今は、飽食時代に生まれたお母さんがほとんどです。
おやつは?といいますと、コンビニ、スーパーでケーキや、プリン、バナナ、ポテトチップス、ヨーグルトを買いますという声が多い。
そこで、本屋さんに行っておやつやおかずの本をさがしに行きました。
栄養学からみてのレシピはいくつもありますが、驚きました。
咬みごたえ、つまり顎の成長や歯並びを意識した食材の大きさ、かたさに特化したレシピ本はほとんど見つかりませんでした。
これでは、お母さんに咬みごたえのある(硬いではなく)、一口が大きい食材にしてねといっても無理でしょう。
おやつも何が虫歯になりやすいか?もなかなか具体的には程度で区分されていないのが現状です。
虫歯の多いお子さんは歯と歯の隙間が短くなり、歯並びが悪くなります。
なので、歯科衛生士のスタッフにイラストを制作してもらい、私は虫歯になりにくいおやつのランクの文を担当しコラボして、ホームページに掲載しています。
ぜひ、歯並びを食育で治す文化が広まってほしい、と切に願う今日この頃です。