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口唇(こうしん)ヘルペス
ヘルペス・ウイルスの感染によって起こる病気で、唇の一部に小さな水癌ができます。唇は腫れて痛くなります。治療は抗生物質の軟膏を塗ることと、抗生物質の全身投与を行います。
口内炎
子どもでは全身的な病気を、口のなかの粘膜の変化で見つけることがあります。多くは粘膜が腫れて小さな潰瘍がたくさんできる口内炎として現れます。いろいろなウイルス感染では粘膜に斑点や水癌をつくります。
○アフタ、アフタ性口内炎
アフタとは唇、舌、口蓋(こうがい)、歯ぐきあるいは頬の粘膜に、小さくて丸い白色の潰瘍ができて周囲が赤くなる、ごく普通にみられる病気です。
このアフタがたくさん同時に現れるものをアフタ性口内炎といいます。
アフタができている部分は食べ物が接触するととても痛がります。
よだれをたらすようになり、口の臭いも強くなります。
○ヘルペス性口内炎
ヘルペス・ウイルスの感染による口内炎で、歯ぐきが赤く腫れて出血し、粘膜には水癌をつくる病気です。
1歳から3歳の幼児がかかりやすく、38~40℃の発熱があり、全身がだるくなります。リンパ腺も腫れます。
※口内炎の治療:
まず口のなかを清潔にします。消毒液で洗口するのもよいでしょう。痛がるときは歯科医院で軟膏をもらって塗りますが、ミルクを飲めないほど症状がひどいときは小児科を受診してください。
地図状舌おもに舌の上にできる、地図状の斑紋を生ずる疾患です。
日によって病変の位置、形態が変わることが多い。
幼児にはしばしば見られ(15%にみられるとする報告もある)、成人では1ー2%の発生率と言われています。
原因
原因は不明で、体質異常、内分泌障害、遺伝などいろいろ言われていますが、確実ではありません。
気管支炎、鼻炎、喘息などとの関連性もいわれています。
これらの疾患と関連して、粘膜面の被刺激性が高まり再発、急性炎症を起こしやすくなります。
症状
舌の表面に爪甲状の大きさ、形態の淡紅色斑が散在します。
斑の周囲には、1~3㎜幅くらいの白色ないし黄白色の帯状のふちどりを伴うことが多いです。
舌縁などにこのような斑の小さなものが1個だけ見られることもありますが、多くは広域に散在し、地図状模様を呈します。
このような変化は日によって、位置、形態、広がりを変えるのが特徴です。
疼痛などの自覚症状はないことが多いですがときにピリピリする、しみるといった症状があります。
特に溝状舌と合併しているものでは訴えが多いです。
このような変化は通常舌のみにみられますが、まれに頬粘膜や口唇粘膜にも同様の変化がみられることがあります。
治療方法
有効なものはないので、経過観察になります。
炎症所見の強いときには、塩化リゾチーム剤などの消炎剤を投与、アズレンなどのうがい薬を使用します。