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3つの段階で治療の仕方や考え方が違います。
乳歯列期:乳歯がすべて生えそろい、永久歯がまだ生えない時期
(幼稚園くらいの時期)・・・あごを広げたり、骨の発達をけん引したり、口元に影響を与えるくせや舌のくせを治す。
混合歯列期:乳歯と生えかえる時期で、口の中には乳歯と永久歯の両方がある状態(小学生期)・・・口元、舌のくせを取り除く、あごの成長を促す治療を行います。上あごは8才くらいでほぼ成長の80%が完成します。あごを広げる治療は混合歯列期にはとても有効です。
あごの成長がこれ以上見込めない不正咬合の種類によっては、この時期から歯を動かす治療を行うこともあります。
永久歯列期:永久歯の奥歯(第二大臼歯)が生えてきて、口の中が永久歯だけになった時期(中学生~高校生期)・・・本格治療と呼ばれる治療に入ります。永久歯に矯正器具をつけて、ゆっくりと歯を動かしていきます。
上下4本の抜歯をし、空いたスペースを利用して歯を動かしていくことが一般的です。
当クリニックでは歯を抜いて歯並びのアーチを狭くしてワイヤーで並べてしまう矯正は、ぜんそく、気道の狭い、耳鼻科関係の疾患を持っているお子さまには、向いていないと考えています。
それは、その矯正により舌の位置がより後ろに移動してしまうことで、呼吸や気道に影響が出てしまうためです。